弁護士木村哲也

不倫・浮気のケースなどでは、ICレコーダーなどで録音した音声が証拠として登場することがあります。録音した音声は、訴訟(裁判)で証拠として使える場合と、使えない場合とがありますので、ご説明させていただきます。

録音した音声は、録音の手段・方法が著しく反社会的である場合には、訴訟で証拠として使えませんが、そうでなければ使えると考えられています。

具体的に言いますと、他人の会話や電話を無断で録音する「盗聴」の場合は、録音の手段・方法が著しく反社会的であると評価されるため、訴訟で証拠として使えません。

これに対し、会話や電話の当事者が相手方に無断で録音する「秘密録音」の場合には、録音の手段・方法が著しく反社会的であるとまでは言えず、訴訟で証拠として使えるのが原則です。ただし、相手方に暴力を使って発言させたり、相手方を脅して発言させたりした場合などは、録音の手段・方法が著しく反社会的であると評価されるため、訴訟で証拠として使えません。

以上をまとめると、録音した音声は、盗聴や暴力・脅迫などを用いて得たものでなければ、訴訟で証拠として使えます。

(弁護士・木村哲也)

八戸シティ法律事務所の弁護士が書いたコラムです。ぜひご覧ください。

No 年月日 コラム
1 H27.3.10 親権者を決める際は慎重に(弁護士・木村哲也)
2 H27.3.10 親権者と監護権者を分けるという考え方は基本的に誤りです。(弁護士・木村哲也)
3 H27.3.10 裁判官は実際のところどうやって親権を決めるの?(弁護士・山口龍介)
4 H27.3.10 婚姻費用の分担請求をご存知ですか?(弁護士・山口龍介)
5 H27.4.1 不倫・浮気の証拠となるメールを発見したときの対処法(弁護士・木村哲也)
6 H27.4.1 子どもとの面会交流を諦めていませんか?(弁護士・木村哲也)
7 H27.5.13 録音した音声は訴訟(裁判)で証拠として使えるか?(弁護士・木村哲也)
8 H27.5.20 不倫・浮気のケースにおける秘密録音のポイント(弁護士・木村哲也)
9 H27.5.27 「結婚するなら年末にしろ」「離婚するなら正月にしろ」(弁護士・木村哲也)
10 H27.6.1 産後クライシスについて(弁護士・山口龍介)
11 H28.1.6 相談料は初回無料です。お気軽にご相談ください。(弁護士・木村哲也)
12 H28.2.2 ダイエットとエクササイズ(弁護士・木村哲也)
13 H28.3.2 3月は離婚の季節です。(弁護士・木村哲也)
14 H28.4.1 髪は2週間に1回切ります。(弁護士・木村哲也)
15 H28.9.28 長期間別居している方の離婚について(弁護士・木村哲也)
16 H29.6.7 離婚調停を弁護士に依頼するメリット①(弁護士・山口龍介)
17 H29.6.12 離婚調停を弁護士に依頼するメリット②(弁護士・山口龍介)
18 H29.8.4 面会交流への寛容性は、親権者判断にどの程度影響してくるのか?親権が争われた裁判で、父親が逆転敗訴した事件から見える親権者判断の現状。(弁護士・三上大介)
19 H29.10.11 小さいお子様をお連れの方も、安心して当事務所をご利用ください。(キッズスペースのご案内)(弁護士・木村哲也)
20 H29.10.31 不倫慰謝料問題に特化した専門サイトを開設しました。(弁護士・木村哲也)
21 H30.9.18 DVの被害に遭われた方へ(弁護士・木村哲也)