子どもの親権は、離婚の中でも特に深刻な争いとなることがあります。

調停を含めてお互いに親権で話し合いがつかない場合には、離婚の裁判をすることになります。そして、その離婚の裁判で、裁判官が、親権者を決めることになります。裁判官が「親権者を○○と定める」という判決を下すわけです。

では、裁判官は、どうやって親権者を決めているのでしょうか。

弁護士山口龍介

親権に争いがある多くの場合では、家庭裁判所の調査官というスタッフによる調査が行われます。この調査官が、面談や家庭訪問、学校訪問などをして、子どもの生活状況や、学校での様子などを調査して報告書にまとめ、裁判官に報告します。
 
この調査官の調査報告書は、とても詳細に書かれています。親の収入、家の間取り、子どもが今暮らしている家でどのように過ごしているのかといったことから、子どもの健康状態まで、多くのことが書かれています。

そして、裁判官は、この調査官の調査報告書を重要な判断材料として、親権者を決めるわけです。

現に子どもを監護養育している方は、「調査官の調査があります」、「家庭訪問があります」と言われると、大変不安になられる方が多いでしょう。もちろん、親権を決めるための家庭訪問だと言われれば緊張すると思いますが、特に身構えることはありません。大事なのは、普段通りの姿を見てもらうことであり、調査の結果、今現在の子どもの監護養育の状況には特に問題はないと認められればいいわけです。

(弁護士・山口龍介)

八戸シティ法律事務所の弁護士が書いたコラムです。ぜひご覧ください。

No 年月日 コラム
1 H27.3.10 親権者を決める際は慎重に(弁護士・木村哲也)
2 H27.3.10 親権者と監護権者を分けるという考え方は基本的に誤りです。(弁護士・木村哲也)
3 H27.3.10 裁判官は実際のところどうやって親権を決めるの?(弁護士・山口龍介)
4 H27.3.10 婚姻費用の分担請求をご存知ですか?(弁護士・山口龍介)
5 H27.4.1 不倫・浮気の証拠となるメールを発見したときの対処法(弁護士・木村哲也)
6 H27.4.1 子どもとの面会交流を諦めていませんか?(弁護士・木村哲也)
7 H27.5.13 録音した音声は訴訟(裁判)で証拠として使えるか?(弁護士・木村哲也)
8 H27.5.20 不倫・浮気のケースにおける秘密録音のポイント(弁護士・木村哲也)
9 H27.5.27 「結婚するなら年末にしろ」「離婚するなら正月にしろ」(弁護士・木村哲也)
10 H27.6.1 産後クライシスについて(弁護士・山口龍介)
11 H28.1.6 相談料は初回無料です。お気軽にご相談ください。(弁護士・木村哲也)
12 H28.2.2 ダイエットとエクササイズ(弁護士・木村哲也)
13 H28.3.2 3月は離婚の季節です。(弁護士・木村哲也)
14 H28.4.1 髪は2週間に1回切ります。(弁護士・木村哲也)
15 H28.9.28 長期間別居している方の離婚について(弁護士・木村哲也)
16 H29.6.7 離婚調停を弁護士に依頼するメリット①(弁護士・山口龍介)
17 H29.6.12 離婚調停を弁護士に依頼するメリット②(弁護士・山口龍介)
18 H29.8.4 面会交流への寛容性は、親権者判断にどの程度影響してくるのか?親権が争われた裁判で、父親が逆転敗訴した事件から見える親権者判断の現状。(弁護士・三上大介)
19 H29.10.11 小さいお子様をお連れの方も、安心して当事務所をご利用ください。(キッズスペースのご案内)(弁護士・木村哲也)
20 H29.10.31 不倫慰謝料問題に特化した専門サイトを開設しました。(弁護士・木村哲也)
21 H30.9.18 DVの被害に遭われた方へ(弁護士・木村哲也)