離婚の理由として、性格の不一致が挙げられることが多くあります。性格の不一致とは、性格や価値観が合わなくなった場合を指す言葉として広く認識されています。もっとも、その内容や程度は当事者や事情によっても様々です。

例えば、金銭感覚のずれ、家事分担に関する感覚のずれ、育児や教育に対する考え方や方針のずれ、趣味に対する考え方のずれ、性交渉の不一致、実家や親戚付き合いの考え方のずれ、配偶者の何気ない動作や癖が受け入れられなくなったなどが典型的なものとして挙げられますが、その具体的な内容は千差万別といえます。

どうして、性格の不一致といった事態が生じるのでしょうか。考えてみますと、夫婦とは、もともとは赤の他人同士です。当然、生まれも育ちも違いますし、性格や考え方、好みや癖なども異なります。そうすると、性格の不一致が生じるといったことは、ある意味では当たり前のことであると言えます。そのため、結婚したばかりの時期や夫婦関係が良好なうちは、そのような配偶者との違いを受け入れ、何ら問題なく生活を続けていることが多いかと思います。ところが、夫婦として一緒に生活を続けているうちに、徐々に配偶者との違いが目に付いたり、我慢できなくなったりする場合があります。また、最初のうちには分からなかった配偶者の性格などが、一緒に生活しているうちに判明してくるような場合もあります。

そのような場合でも、仕方がないものとして我慢したり、配偶者に不満を伝えて改善してもらったりして、協力し合いながら夫婦生活を続けることも多いかと思いますが、そのようにうまくいくケースばかりではありません。お互いに協力し合うことができず、次第に言い争いやすれ違いが多くなり、不満が限界に達して離婚を考えるようになった、という事態にまで発展する場合もあります。

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