事案内容:離婚
依頼者:60代の女性(パート)
相手方:70代の男性(無職)
結婚歴:37年
子ども:成人済み
1 夫婦の状況
依頼者は、夫と17年以上にわたり別居状態でした。
依頼者は、別居から数年後、一度離婚調停手続を申立て、夫に離婚を求めましたが、夫が離婚に応じず、離婚調停は不成立となっていました。
依頼者は、離婚する決意は固かったものの、夫から受けていたDVに今も怯えていたこともあり、離婚することができないまま、別居期間が17年に及んでしまいました。
2 相談・依頼のきっかけ
依頼者は、同居当時、夫から複数回にわたってDVを受けていました。
そのため、依頼者としては、夫と一切の連絡をとる気がなく、別居後は、基本的に夫と連絡をとることなく生活していました。
もっとも、夫から、夫が病気により一度入院したことを知らせる連絡がきたことなどがきっかけで、改めて婚姻関係にどうにか終止符を打ちたいと決意し、当事務所に離婚問題の解決をご相談・ご依頼いただきました。
3 当事務所の活動
当事務所の弁護士は、ご依頼を受けた後、速やかに夫に対して、離婚の意向を記載した書面を送付しました。
もっとも、夫からは、こちらの意向には応じないとの回答がありました。
当事務所の弁護士は、依頼者からご依頼いただくにあたって、相手方から離婚に応じないとの回答があった場合には、速やかに離婚訴訟に移行するという方針でご依頼いただいていたので、夫からの回答を受け、離婚訴訟を提起しました。
4 当事務所が関与した結果
当事務所の弁護士は、長期間の別居の事実や、夫のDVなどの事実を主張し、夫婦関係はすでに破綻していることを主張しました。
夫は、DVはなく、離婚する意思はないなどと主張し、離婚には応じられない旨反論してきました。
その後、夫が、離婚に応じるつもりがないとの主張を続けたため、判決に進みました。
その結果、長期間の別居の事実や夫のDVの事実等も加味され、現時点において夫婦関係は破綻しているとの判断がなされ、離婚を認める判決が出されました。
その後、夫から控訴が提起されましたが、夫が控訴を取り下げたため、第一審判決が確定し、離婚が成立しました。
5 解決のポイント(所感)
相手方からのDVの被害に遭った場合、その傷は深く、長期間別居したからといって恐怖心は消えないことが多いように思います。
相手方と直接やりとりすることに強い精神的な苦痛を抱えるような場合、弁護士が窓口となれば、直接やりとりすることなく、離婚に向けて手続を進めていくことができます。
離婚に関してお悩みの方は、一度、当事務所の弁護士にご相談いただければと存じます。










