事案内容:慰謝料
依頼者:40代の男性(経営者)
相手方:30代の女性
結婚歴:7年
子ども:なし

1 夫婦の状況

依頼者は、妻が別の男性と懇意になり、妻が家を出る形で別居に至りました。
別居期間は4年余りで、その間、本人同士による離婚調停が行われましたが、妻が夫の暴言・暴力および借金・浪費による慰謝料を請求して譲らず、不成立で終了しました。
そして、数年後、妻が弁護士を立てて離婚訴訟を提起してきました。

2 相談・依頼のきっかけ

依頼者は、妻が弁護士を立てて離婚訴訟を提起してきたため、こちらも弁護士を立てて対応したいとのことで、ご相談・ご依頼いただきました。

3 当事務所の活動

当事務所の弁護士は、訴訟手続に臨み、妻が主張する夫の暴言・暴力および借金・浪費を争っていきました。
また、お客様の強いご希望により、離婚に至る原因は妻が別の男性と懇意になったことであるとして、不貞行為による慰謝料請求の反訴を提起しました。

4 当事務所が関与した結果

双方が主張・立証を尽くしたところ、妻の側は夫の暴言・暴力および借金・浪費を十分に立証することができず、逆に夫の側も妻の不貞行為を証明するには至らない見通しとなりました。
そこで、当事務所の弁護士は、早期解決のメリットも見据えながら、妻が立てた弁護士と、お互いに慰謝料なしの条件での和解を交渉しました。
その結果、双方慰謝料ゼロの条件で離婚する内容の裁判上の和解を成立させることができました。

5 解決のポイント(所感)

離婚調停や離婚訴訟では、慰謝料の請求を伴う申立てが多く、慰謝料がメインの争点となることが少なくありません。
弁護士としては、お客様と綿密な打ち合わせをしながら、粘り強く主張・立証を組み立てて戦っていくことが重要となります。

6 お客様の声

的確なアドバイスをいただき、解決することが出来ました。
大変ありがとうございました。

アンケート32
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