30代の男性が、妻から慰謝料および財産分与として合計400万円の請求を受けたのに対し、合計150万円の支払に収めた事案(裁判離婚) 事案内容:慰謝料 依頼者:30代の男性(自衛官) 相手方:30代の女性(主婦) 結婚歴:6年 子ども:1人 |
依頼者は、妻が子どもを連れて実家に戻ったことで別居状態にありました。離婚することと、子どもの親権者を妻とすることについては合意ができていましたが、金銭面(養育費、財産分与、慰謝料)での条件が折り合わず、妻側から申し立てられた離婚調停も不成立となりました。 |
依頼者は、妻側から離婚訴訟が提起されたことから(なお、妻側には、調停段階からすでに弁護士が付いていました)、その対応について当事務所の弁護士にご相談・ご依頼いただきました。 |
妻側の請求は、養育費として月額6万円、財産分与として70万円、慰謝料として330万円という内容でした。慰謝料請求の理由は、依頼者の不倫・浮気や妻への暴言・侮辱という妻側の主張でしたが、不倫・浮気の事実はなく、一定の暴言・侮辱の発言は存在するものの、妻側の請求額は高すぎると当事務所の弁護士は考え、この点を中心に争っていきました。また、養育費の金額についても、妻側の主張額はやや高いと考えられたことから、養育費の減額を主張し、さらに依頼者が希望した子どもとの面会交流も実現できるように妻側に要請していきました。 |
当事務所の弁護士による訴訟活動の結果、財産分与は適正金額として妻側の要求どおりの70万円が認められましたが、養育費は月額5万円に減額、慰謝料は大幅減額の80万円で合意し、さらに妻が依頼者と子どもとの面会交流を認めることを約束する内容での和解が成立しました。妻側の要求額を適正な水準に引き下げ、さらに依頼者が希望した子どもとの面会交流も実現する内容での合意に成功したことで、依頼者はご満足・ご納得されていました。 |
妻側の金銭面での要求がシビアであり、約1年間にわたる訴訟を粘り強く戦い抜きました。離婚問題は基本的には早期解決を目指すのが原則ですが(長期戦になると当事者の負担が大きいため)、あるべき解決を図るために腰を据えて戦わなければならないケースもあります。 |
不安が解消されました。親身な対応でした。本当にありがとうございました。 |
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